metaタグとは?
metaタグは、HTML文書のheadタグ内に配置される情報要素です。
これはページ自体のコンテンツとは異なり、ページのメタデータ(ページ情報)を伝えるためのものです。
主に、検索エンジンやブラウザにページ情報を伝えるために使用されます。
一例としては、検索結果のページタイトルやページ概要などがそうです。
metaタグの基本構成
基本的にmetaタグは以下の形式で書かれます。
<meta name="属性名" content="内容">
name属性はメタデータの名前を示し、content属性はその内容を示します。
これらの属性を使って、ページの様々な情報を指定できます。
Webページの基本情報を伝える必須metaタグ
metaタグのneme属性は複数ありますが、その中でも必須の設定があります。
文字コードの指定(charset)
すべてのWebページには文字コードがあり、多くの場合「UTF-8」が使われます。
これを正しく指定することで、文字化けを防ぐことができます。
<meta charset="UTF-8">
ページタイトル(title)
titleはページタイトルを提供し、検索結果や対象のページを開いた時のタブに表示されます。
<meta name="title" content="ページタイトル">
ページの説明(description)
descriptionはページの短い説明(概要)を提供します。
これは検索エンジン結果ページ(SERP)でスニペットとして表示されることが多いです。
つまりページ概要のことです。
<meta name="description" content="metaタグに関する詳細な解説とその活用方法について学ぶページです。">
ページのキーワード(keywords)
かつてはSEO対策として重要視されていたキーワードタグですが、現在の主要な検索エンジンはこれを考慮しないとされています。
今時のサイトでもたまに見かけるますが、マイナス評価に繋がることはないです。ただしキーワードを考えるのが地味に面倒だったので、その分の作業時間が削減されて制作サイドはハッピーです
SEO対策とmetaタグ
検索エンジン最適化(SEO)のためにmetaタグを適切に設定することは、サイトの検索エンジンにおけるパフォーマンス向上に役立ちます。
robotsタグ
robotsタグとは検索エンジンのクローラーに対して指示を与えるためのタグです。
例えば、あるページを検索エンジンのインデックスから除外したい場合や、ページ内のリンクを辿らないようにしたい場合に使用します。
<!-- 設定したいページに記述 -->
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
クローラーとはネットの海を回遊してサイト情報を取得するものだと思えば理解しやすいです。
レスポンシブデザインのためのmetaタグ
スマホやタブレットといったモバイルデバイスでの表示を考慮したレスポンシブデザインを実装する際に、ビューポートのmetaタグが不可欠です。
<!-- ビューポート(viewport)の設定 -->
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
このタグにより、ページの幅がデバイスの画面幅に合わせて調整され、ズームの初期値が1.0に設定されます。
ソーシャルメディアとmetaタグ
SNSでのシェアや表示を最適化するために、Open GraphやTwitter Cardsなどのmetaタグが使用されます。
Open Graph
FacebookやLINEなどのプラットフォームでの共有時に表示される情報をカスタマイズできます。
<meta property="og:title" content="metaタグの詳細ガイド">
<meta property="og:description" content="metaタグの役割や活用方法についての詳しい解説を行います。">
<meta property="og:image" content="アイキャッチの画像URL">
<meta property="og:url" content="https://example.com/page">
上記のタグにより、タイトル、説明、画像、URLなどの情報をカスタマイズできます。
Twitter Cards
Twitterでの共有時の見た目をカスタマイズするためのタグです。
基本的なカードタイプは「summary」や「summary_large_image」などがあります。
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image">
<meta name="twitter:site" content="@yourtwitterhandle">
<meta name="twitter:title" content="metaタグの詳細ガイド">
<meta name="twitter:description" content="metaタグに関する包括的な解説。">
<meta name="twitter:image" content="アイキャッチの画像URL">
その他の便利なmetaタグ
ブラウザの色のテーマ(theme-color)
主にモバイルブラウザでのアドレスバーの色を指定することができるタグです。
設定すれば、もしかしたらお洒落かも?
<meta name="theme-color" content="#ff4500">
Authorの指定
ページの著者を指定することができます。
<meta name="author" content="John Doe">
metaタグのバリエーション
正しくmetaタグを設定したら、その設定が適切であるかを確認するステップが必要です。
W3Cのバリデーター
このツールを使用することで、HTML文書が正しく記述されているかをチェックすることができます。
Googleの検索コンソール
Googleが提供するツールで、サイトの検索パフォーマンスやmetaタグの設定に問題がないかを確認することができます。
まとめ
metaタグは、Webページの情報を正確に伝えるための非常に重要な要素です。
適切に設定することで、検索エンジンの評価を高めるだけでなく、ソーシャルメディアでの表示やモバイルデバイスでのユーザーエクスペリエンス(UX)の向上にも寄与します。
初心者であっても、このガイドを参考にしてmetaタグの基本を理解し、活用することをおすすめします。
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